乙女人形(4㎝)

今年に入って染花の教室に通うようになりました。
添えたスズランはそこで教えてもらったものです。
布を染めるって面白いですね。
アンティークな雰囲気の作品を作られる先生なので、色合いがすごくすてきなのです。
 
布人形の顔はいつもアクリル絵の具で直接描いていますが、よく「シールですか?」と聞かれることもあり、その言葉がずっとひっかかっていました。
左右が同じになるよう、きれいに描くようにと、こだわっていましたが、整っているというのは逆に面白味がないということでもあると思うのです。

写真に撮った時にそれは顕著に表れて、妙にのっぺりとした、イラストのような印象になってしまうのも、何か打開したいところでありました。
 
4㎝の小さな人形の顔だから描くことができたというのもありますが、今回、顔全体に薄く絵の具をにじませ描いています。
インスタグラムの写真なので少々わかりにくいですが、実際手に取って見ていただければと思います。
しかしわたしも老眼なので、実のところ、パッと見の印象でしかわかんないんですけどね・・・。
描いているときはルーペを通しているので、細かいところまで見えて面白いのですが。

髪にドールヘアを使用したのですが、やたらつるつるすべってくっつけるのが大変でした。
いつも最後に顔を描くので、このふわふわした髪が邪魔で邪魔で、苦労した人形です。

こちらはいつもの刺繍糸で髪を作っています。

服のプリーツにこだわってみたけどわかりにくかったかも。

この子はちょっと赤ら顔ですが、布の質感もその分出て、面白い表情になったと思っています。